先日、土岐麻子ソロデビュー20周年記念ベスト盤「Peppermint Time」のCDを聞いての感想を書いた。その時はCDを聞いただけで、特典映像のライブBlu-rayは未見だったのだが、今日は休日で時間があったので、視聴することができた。その感想を書いてみたい。
このライブBlu-ray「Toki Asako Special Live “Break Out, Sing Out!"」は、ちょうど1年前にBillboard Live TOKYOで開催された同名タイトルのライブを収録したものである。CDの感想にも書いたように、最近は土岐麻子のライブを見ていないので、関心を持ってライブBlu-rayを見たのだが、意外と映像に引き込まれるというか、演奏曲に魅力を感じるようになった。
Billboard Live TOKYOでのライブなので、ライブBlu-rayの収録曲はライブ本編からカットされた楽曲は少ないか、全部入っているのでは、と思わせるくらいに収録曲は多かった。12曲は収録されている。僕が初めて聞いた楽曲もあり、ライブそのものを楽しんだ感覚はある。
パッケージのクレジットを見ないまま視聴をしたため、途中でゲストに堀込泰行が登場して、「エイリアンズ」と「Rendez-vous in ’58」を一緒に歌ったのも驚きである。普段見ないゲスト出演を見ることができて、得した気分になれたし、キリンジの代表曲である「エイリアンズ」を土岐麻子が歌うというのも、味わい深いものがある。
Billboard Live TOKYOという場所柄での演奏のせいか、どことなく楽曲がジャズ風味を帯びていたのも印象に残った部分であり、いつもと違う土岐麻子の魅力に触れた気分である。
バンドメンバーもさまざまな楽器を演奏することで楽曲の魅力を引き出すことに成功しており、ライブの雰囲気をホームシアターででも堪能することができた。
土岐麻子の場合、ライブBlu-rayとかは単独でリリースせずに、CDの特典ディスクとして発表されるので、新しいアルバムの前のアルバムのプロモーションツアーの映像になるのだが、このライブの場合はプロモーションライブではないので、雰囲気の違うライブになっていて、好印象である。
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