映画「コンテイジョン」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、CONTAGION(4K UHD Blu-ray)|コンテイジョン|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。

この映画を見るのは3回目になる。過去2回は、輸入盤Blu-rayとNetflixでの配信で新型コロナウイルスが感染拡大し、行動自粛を強いられた時期に見ていて、映画の内容があまりに現実世界を予見していたのでびっくりした記憶がある。

今回、輸入盤4K UHD Blu-rayがリリースされると聞いたので買い求め、3回目の視聴と相なったのだが、新型コロナウイルスの感染がある程度落ち着いて、平穏な日常を取り戻してきた今、改めて視聴してもやはりその先見性には驚かされるし、現実の世界の動きと映画の中のストーリーを比較しても、大差ないところを再確認できた。

今回の4K UHD Blu-ray版は、輸入版Blu-rayと元素材は同じだと思う。Netflix配信版で消えていた「Day 2」などの経過時間がちゃんとあるし、場所等の字幕もきちんと出ている。新作ではないのだが、日本語字幕や吹き替えは未収録なので、英語に馴染んでいない人には多少厳しい作品かもしれない。医薬用語が多数出てくるので。

大スターが多数出演しているのも、この映画の特徴の一つである。それも途中で病気で死んだりするので、意表をつかれるところがある。誰か一人がヒーローになる映画ではなくて、アンサンブルな映画である。

劇場公開時には4KでのDIで上映していたので、今回の4K UHD Blu-ray化でようやくその真価が見られるのであるが、映像クオリティは高いと思う。デジタルカメラ撮影なのでノイズは見られないし、解像度も高い。ただ、ドラマ性を重視したためか、色調をいじっているところがあり、HDR10による色の再現性は眩い光とかの表現にはなっていない。暗い画面の描写は優れていると思うが。

音響はdts-HD MA 5.1chで収録されているが、dts Neural:Xで再生すると、かなり三次元的サラウンド効果が得られるので、ドラマに没入できる感覚が味わえる。サラウンドチャンネルに相当音を振っているので、音に取り囲まれる感覚が強い。

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