過去、このブログで「この世界の片隅に」の鑑賞感想をいくつか書いている。映画館での鑑賞が2回に、iTune Storeでのデジタル配信版が1回である。iTunes Storeデジタル配信版での鑑賞から1年以上経過し、数日前にこの12月から拡張版である「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開される、という発表を受けて、久しぶりに再鑑賞をしてみた。今回はBlu-ray版なので、iTunes版より高画質、高音質になっているのがポイントである。映画そのものの展開は分かっているが、鑑賞していてこみ上げる想いが多数の場面であり、この映画の出来の良さを改めて確認することとなった。すずさんをはじめ、登場人物に感情移入できるから、戦時中のすずさんたちの体験を自分のものとして捉えられる感覚がある。音響がDolby TureHD 5.1chになったので、サウンドクオリティは上がっている。自宅ホームシアターはDOLBY ATMOS対応になったので、Dolby TrueHD 5.1chを擬似的にイマーシヴオーディオ再生してみたが、空襲の場面でのサラウンドトラックがより迫力があり、自分が空襲を受けているかのような感覚に襲われた。ただ、拡張版で描かれるはずのりんさんの場面がカットされているのは、重ね替えすも残念である。これは12月公開の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の公開を楽しみに待ちたい。特典映像は相当のボリュームがあるが、とりあえずコトリンゴのライブ映像だけは鑑賞。この映像だけで満足できる質になっている。
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