あらすじ
マリナー、ボイムラー、ラザフォード、テンディの4人に洞窟調査の指示が下る。少尉時代に何回も洞窟調査をしているマリナーはうんざりするが、テンディは喜んでいた。
洞窟に降り立った4人だったが、調査を始める前に地震が起こり、洞窟内に閉じ込められてしまう。閉じ込められた洞窟内では通信バッジも機能せず、セリトスと交信できなかった。
洞窟の中には苔があり、その苔を使えば通信機能を強化できそうだとラザフォードは考えるが、苔は有機体で生命体を飲み込み、消化してしまうことが判明する。そのため、苔に近づくことができなかった。逆に苔が4人に迫ってきており、危機を迎える。
ピンチに陥った4人だったが、過去にそれぞれが体験した洞窟調査の話を始める。ボイムラーは他のクルーと共に洞窟調査に出かけた時、ベンドリアン人の話をするクルーに対して批判をしていたら、ベンドリアン人が本当に洞窟内にいて、ボイムラーとクルーの仲違いを批判していた。しかし、クルーの機転によりボイムラーと関係を修復したので、ベンドリアン人から解放された。
ラザフォードは、ドクターたちと洞窟調査に出かけた時、怪獣に襲われて仲間の一人を失う。その仲間がラザフォードの額に触れたため、ラザフォードは仲間の子供を妊娠し、なんと子供の父親になってしまう。ドクターと交代で脱出口を探すラザフォードだったが、怪獣に再び襲われかける。しかし、怪獣も子供を守るための行動であったことが判明し、ラザフォードたちは脱出できる。
マリナーはデルタシフトのメンバーと洞窟調査に入った時、やはりセリトスと連絡が取れなくなる。鉱物が通信のパワーをあげそうだと分かったマリナーは鉱物に近づくのだが、鉱物に近づくと歳を取ってしまうため、鉱物に近づけなかった。デルタシフトのメンバーの一人は足を怪我していたのであるが、マリナーは鉱物に近づくと歳を取る環境から、そのメンバーの足が治ると確信して、鉱物に近づける。メンバーの足は治るどころかさらに悪化した。最終的にはメンバーの一人が近づくと若返る鉱物に接近したので鉱物を採取でき、通信パワーをあげた。
3人が洞窟調査の話をしていたら、苔がさらに迫ってきて、4人を捉える。そして、苔は残ったテンディに洞窟の話をするよう要求する。テンディは洞窟の話ではないが、セリトスに着任した時のターボリフトの事故の話をする。そして、その苔には意外な事実が隠されていた。
感想
シーズン4の残り3話というところで、今回は謎の船の話は一切なく、なんとメインキャラの4人が洞窟調査で起きた事件を、実際に迫っている洞窟調査の事故の中で回想するという風変わりな話である。
話が複雑なのだが、それぞれのキャラの洞窟内でのトラブル対処方法が面白いので、リラックスして見ることができる。そして、そのような状況でも4人の仲間意識が変わらないというのが重要で、洞窟内で起きた謎の苔の正体が4人の過去の洞窟調査と関わっているというオチには、うなづけるものがある。
マリナーは洞窟調査にうんざりしているが、マリナーの過去の洞窟調査を知れば、納得する展開である。
基本は危機に陥った4人がどう危機から脱するかという話なのであるが、4人の過去話の方がメインなので、迫りつつある危機があまり重要視されていないのもユニークである。
ラスト2話でストーリーが完結するのかが気になるところである。
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