2025年の流行語大賞は何かの冗談

昨日、2025年の流行語大賞が発表された。高市早苗総理の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が年間大賞なのだという。

僕は例年、流行語大賞には対して関心は払っていないし、興味もない。僕の興味ある分野と世間の話題が乖離しているので、僕の中で流行語大賞は全く響かない。ニュースで話題にはなるから、その瞬間だけは耳に入るが、記憶には全く残らない。

そんな僕でも、2025年の流行語大賞「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」の受賞には違和感を感じた。選考者の間では、「総理と政治家の心意気を感じた」とか「昭和の働き方はそうだったな」と思い返す部分があるから、ということであるが、そもそもこの言葉、僕からすれば政治家だけでなく、国民全員に過労死しろ、と宣言しているのに等しい言葉として受け取ったので、「悪い冗談だろう」としか考えられなかった。

そもそも、この手の発言を賛美するマスメディアのスタンスはどうなのよ? と思わざるを得ない。高市政権になってから、高市政権を持ち上げる記事しか書かないマスメディアのあり方は、かなり問題はあるとしか言いようがない。

しかし、そうは言っても僕のような意見は今の日本では少数派であることは十分認識している。今の日本では高市政権を批判すると、返り血を浴びる状況に陥るので、なかなか批判的意見は言いづらい。

それでも、中国との関係悪化も含め、やたらと交戦状態に持って行きたがる高市政権と、それを評価する大部分の日本国民の在り方はよろしくないと考えている。本当に戦争になったら、政権を持ち上げていた国民自体が兵士として戦場に駆り出される、という事実を全く認識していないように思える。自衛隊がいるから自分たちは戦場に行かずに済む、と思っているのではないかと思う。実際は自衛隊は人手不足の状態なのに。

どんどん日本の状況は悪い方向に向かっていっているのは危惧しているが、なかなか止まらないのでヤキモキしている。高市政権を支持する人は推し活しているように思えてしまう。

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