SMILE-UPとSTARTOの関係はおかしい

このブログではあまり書いていないが、旧ジャニーズ事務所の性加害問題については、Xを通じて追いかけているつもりである。BBCのドキュメンタリーについても見られるものは見ている。旧ジャニーズ事務所の体質には問題があると思っているし、それを終わらせると宣言したSMILE-UPとSTARTO ENTERTAINMENTの関係性についても個人的にはアップデートしているつもりである。

昨日、STARTO ENTERTAINMENTが新たにイベントを開催した。それまでは旧ジャニーズ事務所はSMILE-UPに変わって、ジャニー喜多川の性被害に遭った人々に対する補償に特化した会社になって、STARTO ENTERTAINMENTはエージェント契約をタレントと行い、SMILE-UPとは関係を持たない会社だと説明をしていた。

STARTO ENTERTAINMENTはCEOがアーティストの「のん」のエージェント契約をしたことで知られる福田淳になったとのことで、多少は風向きが変わるのかと思っていたが、昨日まで一切の動きはなかった。

で、昨日になってSMILE-UPからの発表があったのだが、これが茶番である。Yahoo!ニュースの松谷創一郎氏の記事に詳しいので、一読いただきたいのだが、話の要約をすると、SMILE-UPは旧ジャニーズ事務所の業務をそのまま保持し続け、ファンクラブも版権も所有したまま、被害者補償に特化した会社ではない、ということである。そして、STARTO ENTERTAINMENTは単なるトンネル会社である、という認識になっている。

この辺の話をArc Timesの2時間にわたるトークを見るとよりわかるのだが、ジャニー喜多川の性加害を認識しようとしないSMILE-UPという会社と、何も発信しないSTARTO ENTERTAINMENTの福田淳は、もっと批判されるべきだと思う。

それも問題だが、同日、日本外国特派員協会でのBBCのモビーン・アザー記者等への質問を開催し、その内容を見ても、モビーン・アザー記者も日本のマスコミの隠蔽体質を批判していたが、この問題を報じないマスメディアの体質に大きな不信感を感じる。もっとも、STARTOのイベントについての記事も書いていないので、書くと叩かれるのが嫌なのかもしれないが。

この問題はSMILE-UPの東山社長等は時が風化すると思っている節があるが、それで済む問題ではないし、海外からさらなる圧力がきて、崩壊せざるを得ないところまでいかないと芸能界浄化は果たせないのではないかな、と思っている。僕がこのブログで書いたところで大した反響もないが、この問題を忘れることはないので、絶えずウォッチは続けていくつもりである。

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