スター・トレック ヴォイジャー 第38話「怯える子供達」

他種族と交流を絶っているドレイアンと友好関係を結ぼうとするヴォイジャー。その中ドレイアンの衛星に物資を探しに行ったトゥヴォックは、電磁乱気流に巻き込まれ、衛星に不時着してしまう。そこでトゥヴォックは3人の子供たちと出会う。彼らもまた船が不時着してここに来たといい、他の子供たちは「モロック」という化け物にさらわれていったと語った。最初は信じなかったトゥヴォックだったが、2人の子供たちが行方不明になったことを受け、話を信じるようになる。一方ヴォイジャーとドレイアンの関係は悪化し、トゥヴォック救出作戦は難航を極めるのだが。

トゥヴォックが3人の子供たちとバルカンの特性を語り、子供たちに諭していくというバルカンの習性を語ったストーリー。その一方で途中から予測できてしまうように、子供たちが実は子供ではないというスター・トレックではよくあるパターンを踏襲したエピソードでもある。実は死について語っているストーリーでもある。ただそれは最後に明かされ、それまでは聞き分けのない子供と交流をするトゥヴォックの心境の変化を主体に描いている。バルカンの習性をトゥヴォックが語る様は見ていて興味深いものがある。最後は異文化の交流の難しさをも示唆している様はスター・トレックが進化してきたことの表れではないかと思う。

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