「水戸黄門」43年の歴史に幕

今日の日刊スポーツの記事によると、長寿時代劇ドラマ「水戸黄門」が、いま放送中の第43部を持って打ち切りになるという。なんでも視聴率の低迷が原因らしいが、今回の第43部の第1回の視聴率が10%程度、2回目が9%程度なら御の字ではないかと思う。震災後、民放の視聴率は低迷を極めているらしく、ゴールデンタイムの視聴率が全民放一桁という日も珍しくないらしい。若い人はインターネットに行ってしまってテレビは見ないし、中年の人は仕事で見ている暇はない。結局見ているのは老人ばかりで、統計的にも老人の視聴率が高いらしい。そう考えると、「水戸黄門」の打ち切りは判断を誤っているのではないかと思うところがある。今の「水戸黄門」に欠けているところは何かというと(見ていないが)、フィルム撮りじゃなく、ビデオ撮りなため、画質が雰囲気出ていないところにあるのではないかと思う。どちらにしても、提供スポンサーの松下電器もパナソニックに社名変更をし、時代にそぐわなくなってきたという点も一因あると思う。これで長寿番組がひとつ消えるのはちょっと寂しい。それが勧善懲悪物というストーリーであればなおさらである。日本のテレビは駄目になっていくばかりだなと思ってしまう。

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