スター・トレック ヴォイジャー 第73話「生命なき反乱」

トゥヴォックの少佐への昇進に湧くヴォイジャーに救難信号が届く。それはヒューマノイドの乗組員全員が死亡し、清掃用として作られたホログラムが発していたものだった。ホログラムということでドクターは艦長に許可を求めてトレスと共に救援に向かうが、ホログラムは人間を憎んでいて、乗組員を自分の手で抹殺していたのだった。そしてトレスの命をも奪おうとする。一方ヴォイジャーでは天体観測ラボの強化のためにキムがセブン・オブ・ナインと共同で作業に当たるが、キムがセブンに恋してしまい、関係が微妙になる。

今エピソードは人間の心を持たないプログラムがどう人間になっていくかを描いたドクターの話の1つとしてあげられると思うが、今回登場するホログラムは、人間を嫌悪していて、その抹殺まで働いてしまうという、一種のロボット三原則を超えた設定になっている。ホログラムが人間から受けてきた虐待はどのようなものであったか想像でしか語れないのだが、多分ひどいものであったと思う。しかし、そもそもの間違いは、ホログラムが人間を嫌悪して逆襲をしてしまうようなプログラムの設計に問題があったと言うより他にないと思う。その点、ドクターはよくプログラムを改良してより人間らしくなってきていると実感する。もうひとつのエピソードはキムとセブンの関係について。こちらも人間の感情を忘れたセブンがキムとちぐはぐな関係を続けているところに面白みがある。「スター・トレック ヴォイジャー」では人間とは何なのかという問いに対して、二人のキャラクターで語れる体制が整ったことになる。

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