ザンスカールは、ついに女王マリアを担ぎだして、最終兵器・エンジェル・ハイロウを稼動し始めた。この兵器は、女王マリアの能力と、サイキッカーの力を結集して戦場にいるニュータイプの能力を持った者に影響を及ぼし、戦意を喪失させるというものだった。その影響をモロに食らったウッソは幻覚に踊らされ、敵の攻撃の中苦戦する。
いよいよ最終回に向かって最終兵器エンジェル・ハイロウが稼動し始めたが、結局それは規模こそ違うものの、これまでのガンダムの主張と同じく、「ニュータイプは互いが分かり合える」ものではなく、戦争の道具になっていることが示されるだけである。女王マリア自身は戦争を終結させるための兵器として、平和利用の意図を持っていたのかもしれないが、現実は戦争の道具になっているだけである。これは女王マリアのせいと言うより重鎮のカガチあたりの意向が強いのかもしれない。ガンダムで言うトップの意向と重鎮の意向が違っているのは、よくあることだが、これがどう展開していくのか、いよいよ加速していきそうである。しかし、今エピソード、後半は過去のエピソードの切り貼りだけなのに見せる展開なのには驚く。コンテ切っているのは富野監督自らなので、そういう芸当ができるのかもしれない。
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ひなげしの旅の向こうにで幻覚が晴れたということは、シャクティがどこかで歌っていたということなのでしょうか…