ヴォイジャーに衝突コースで進む小型宇宙船があった。搭乗員は年老いたケスだった。ケスはヴォイジャーに乗り込み、ワープコアのエネルギーを奪い取ってタイムトラベルをする。そして過去にさかのぼり、ヴィディア人にヴォイジャーの戦略システムを教える代わりにオカンパ星に帰してもらうよう交渉をする。ケスの心はヴォイジャーを離れた後、すっかり憎しみの心に捕われていた。
ヴォイジャーの初期3シーズンのレギュラーだったケスが久しぶりに登場。なのだが、自ら進んでヴォイジャーを離れたはずのケスが、すっかりクルーに対する憎しみの心を募らせて復讐する様なんて見たくないと思う。最後はまあいいとして、このストーリーを考えたリック・バーマンと、ブラノン・ブラーガはどうかしていると思わざるを得ない。可憐なケスが憎しみに捕われて行動するのは残念でならない。ただ、最後のニーリックスの今でもケスに対する想いが変わらないところの描写はよかったと思う。
コメント