機動戦士Vガンダム 第50話「憎しみが呼ぶ対決」

再び地球上での戦いとなった状況で、シャクティはエンジェル・ハイロウに戻る決意をする。地球上の人類を睡眠に陥らせるためではなく、2万人のサイキッカー達も救うために、その真の力を解放するために戻ると決めたのだった。それをサポートするウッソだったが、その前にカテジナ、クロノクルが立ちはだかる。ウッソらを救うべく、リガ・ミリティアのジャンヌ・ダルク、リーンホースJr.らの年寄り連中たちが自分の命を投げだして戦いに投じる。そしてシュラク隊も壊滅していく。残った子供たちは最後の戦いに挑んでいく。

シリーズ最終回を残して、戦死者続出のエピソードではあるが、他のガンダムとちょっと違うのは、年寄りの戦死者が今回は多かったということである。これまで見てきて思うのは、世代間のギャップというものが物語のテーマの一つなのではないかと思われるフシがある。子供と若者、若者と中年、中年と年寄り、これらのギャップが物語の進行上重要な意味合いを持っているような気がしてならない。カテジナの心変わりも、シャクティの身勝手な行動も、ウッソの父の子に対する接し方もその辺が全て絡んでいるような気がするのは気のせいだろうか。ここに来てニュータイプ的な演出も多くなるが、これは余計な演出のような気がする。ニュータイプを語らなくてもテーマはあると思うのだが。

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