新世紀エヴァンゲリオン 第25話「終わる世界」

最後の使徒を倒したシンジだったが、彼はその行為について苦悩する。そして人類補完計画が始まり、シンジを始め、ミサトやアスカの心の苦悩が浮き彫りになる。その人類補完計画は、シンジの望んだ閉塞感のある世界だった。シンジ個人が心地よい世界、他の誰も触れられることのない世界、それが人類補完計画の実態だった。

前話までで、物語を語ってきたエヴァが突如最後に至って物語を放棄し、シンジの心の内をさらけ出してその考えに問いを投げかける内容がこのエピソード25話「終わる世界」である。これまでにもシンジは自分の存在について疑問を投げかけていたが、今エピソードでそれが再び繰り返される。というかそれがメインになってシンジの内省的な心が明確になっている。それはシンジにとどまらずミサトやアスカにも言えることなのだが、とにかくキャラが自分の内面で苦しんでいる様は、元々のストーリーの始まりからは想像できない展開であると言える。

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