機動戦士ガンダム 第2話「ガンダム破壊命令」

連邦のモビルスーツの存在を知ったジオンのシャアは、モビルスーツを確認したスレンダーらとともにサイド7に潜入する。目的は連邦のモビルスーツの情報収集である。しかし、シャアは実の妹であるらしいセイラと遭遇してしまい、動揺する。一方ホワイトベース側は、正規の軍人がほとんど全滅し、サイド7の避難民が艦の運営を任される状況だった。そうした状況でホワイトベースは連邦の基地があるルナツーにむかって出航するが、シャアは自機のザクを操って攻撃を仕掛ける。アムロはガンダムで迎撃に出るのだが、シャアに翻弄されるのだった。

この第2話でホワイトベース側(要は主人公側)の主な登場人物がほぼ出そろってくる。ホワイトベースの艦長は負傷し、まだ新兵と言っていいブライトが艦長を代理することになり、アムロは正式にガンダムのパイロットとして認知される。その戦いを巡って二人の間には険悪感が漂っているが、状況的には仕方ないと思われる。だがブライトのアムロに対する態度はちょっと厳しすぎるかなと思わなくもない。一方シャアは今回本格的にキャラとして動きだし、どうも妹であるらしいセイラと遭遇する。この二人の因縁は当然後半で生かされてくることになり、物語に深みを与えている。しかし思うのだが、キャラの実年齢とドラマを見る側から見た想定年齢が、ずれがあるような気がしてならない。みんな実年齢より大人びているというのが実感である。

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