機動戦士ガンダム 第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」

宇宙要塞ソロモンを手に入れた連邦に対し、シャアはララァのニュータイプのテストを科していた。エルメスのビットが連邦の戦艦を撃破する。迎撃に出たアムロはララァの存在を感知するが、掴み切れないうちに撤退されてしまう。一方ギレン・ザビは木星帰りのニュータイプ、シャリア・ブルをキシリアの元に送り込む。キシリアはシャリア・ブルをシャアの元に送り、シャアはシャリア・ブルのテストを兼ねてモビルアーマー、ブラウ・ブロでの出撃を黙認する。ブラウ・ブロの出撃に対しホワイト・ベースは迎撃に出るが、ブラウ・ブロのオールレンジ攻撃に対し、苦闘する。アムロはそのオールレンジ攻撃をニュータイプの感で読み取っていたが、既にガンダムの操縦系統がアムロの反射神経に対し追従出来なくなっていた。

テレビエピソードとしては、この1話だけだし、ちょっと地味な感じもあるが、ニュータイプという概念を表すのには欠かせないエピソードだと思うのが、この「ニュータイプ、シャリア・ブル」だと思う。実のところ小説版「機動戦士ガンダム」ではシャリア・ブルとブラウ・ブロは重要な位置を占めているので、映画版でオミットされているのはちょっと残念である。ブラウ・ブロも既に過去エピソードで少しだけ登場しているので、物語としてはもう少し活躍の場があってもよかったかもとは思う。そろそろアムロの反射神経が急速に肥大化して、ガンダムが追従出来ないという危機的状況もあって、次のララァとの関係に繋がる必要な展開だったと思う。

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