USB-DAC NuForce Icon uDAC3のレビュー

AV機器

今回NuForce Icon uDAC3というUSB-DACを購入したので、そのレビューを書いてみたい。

まずその前にこれまでUSB-DACといえば、インプレスジャパンが出していたキット式のDVK-UDA01というUSB-DACを使っていた。これは48kHz/16bitまでの再生しか出来なかった。普段はそれでも問題はないが、少しハイレゾ音源を購入し始めると、そのサンプリングレートでは足らなくなってくる。VLC Media Playerを使えばハイレゾ音声もこの規格内で再生は出来るが、ダウンコンバートなので、少々物足りない。そこである程度低価格でハイレゾ音源に対応しているUSB-DACを購入することにしたのである。Nu Force Icon uDAC3というUSB-DACは96kHz/24bitまでの再生に対応しているので、FLAC等のハイレゾ音源をダイレクトに再生出来る。ただしDSDファイルについては、Windows7/8では専用ドライバーと再生ソフトFoobar2000にアドオンを入れればダイレクト再生可能らしいが、Macの場合は、88kHz/24bitにコンバートされて再生される。

uDAC3の音の印象だが、今まで使っていたDVK-UDA01に比べると、コンデンサを使っていないせいか、明瞭度が上がっている印象がある。細かい音まで拾っている感じである。uDAC3に繋いでいるオーディオシステムがPioneer X-CM31というミニコンポのため、音質に大幅な改善を期待するまでもないが、それでも何となく音が細かい印象を受け、聞きやすい音になっている。

本体にはヘッドフォン出力とLINE出力、それに同軸光出力を備えているが、ヘッドフォン出力とライン出力は前面のボリュームに連動するので、ボリュームはある程度上げていた方がボリュームによる音質の劣化を防げると思う。

Mac用は特に専用ドライバーも必要なく、ただMacのUSB端子に付属のケーブルを接続するだけで、uDAC3から音を出力出来る。「システム環境設定」から「サウンド」を選び、「出力」を「uDAC3」に設定すればいい。それと忘れてはいけないのは、「アプリケーション」-「Audio MIDI 設定」でuDAC3の出力を96kHz/32bitにしておくこと。これでハイレゾ音源がダイレクト再生出来る。

特質は本体のサイズがとても小さいこと。下記に写真を載せるが、1/144、HGUCのガンダムのプラモデルがようやく乗るぐらいの小ささである。このサイズでハイレゾ音声を楽しめるのは驚異と言ってもいい。

値段はこのブログを書いている現在15000円前後で取り扱っているみたいである。ヨドバシカメラで購入したが、14650円(税込み)+ポイント10%で購入出来た。初心者がUSB-DACを試してみるには手頃な値段だと思う。

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