TM NETWORK 30th 1984~ Quit30の感想

実は僕がTM NETWORKのライブを生で見た回数は実に少ない。1989年のCarol Tour 武道館公演と、1999年のLog-on to 21st Centuryの横浜アリーナぐらいである。一昨年のIncubation Periodと昨年のFinal Missionはライブシネマで見てはいるが、生というわけでもない。今年のThe Beginning of the Endは九州は大分だけの公演だったので、見れていない。そういう意味では、実に15年ぶりに生でTMのライブを見られたことになる。今年はデビュ−30周年ということで、普通ならベストな選曲でライブをやりそうなものだが、今回はタイトルに「Quit30」とついているように、ニューアルバム「Quit30」からの選曲を中心にした、コンセプチュアルなライブとなっている。TMが1984年から地球に潜入し、様々な調査をする、そしてその期限は30年だった…という展開から、今回のライブでは、TMの活動がまだまだ続きそうな印象を残して終了するが、とにかく圧倒的なビジュアルと、爆音音圧で、ノックアウトさせられそうな感じだった。MCも一切なく、ただ、淡々と進んでいくストーリーに飲み込まれた感触が強い。しかし、ライブ自身は緩急あり、木根さんのギター弾き語りのコーナーなどは涙ものである。また、小室哲哉のソロは相変わらずキーボードをギュインギュイン鳴らしているので、結構心揺さぶられる。ステージ後方にある巨大ディスプレイと、その前にあるスモールディスプレイとの連携もバッチリで、音だけでなく映像でもストーリーを語っている。TMのライブは平日に開催されることが多く、会社員の僕としてはなかなか行きにくいが、今回日曜開催となったことで、存分に楽しめたと思う。セットリストは「がちゃんの部屋」にでも書くので、こちらでは書かない。

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