熊本震災でのマスコミの対応のまずさが目に余る

熊本の震災が発生してから数日経つが、マスコミの震災に対する扱いについて、対応のまずさが目につくことが幾つかある。2つほど、ネット上で炎上していたものだが、一つは関西テレビの中継車の被災地での割り込みガソリン給油問題であり、もう一つは毎日放送のアナウンサーの被災地での配給弁当をもらっていた問題である。どちらも、被災地に住む人からすれば、いい迷惑ではないかと思う。当然災害の起きた地域では、エネルギーの供給も食料の供給も不安定になるのは明らかで、それを報道するのはいいのだが、報道する側がその数少ない配給物をもらってしまうのは、いささか問題意識が薄いと言わざるをえない。マスコミが、視聴率稼ぎに熊本の震災を使っている、と取られても仕方ないのではないかと思う。いつも思うのだが、全放送局が一斉に報道する必要があるのか、というところはある。協定を結んで、どこか代表が震災の報告をし、それを受けて各局が流す、という形式でもいいのではないか、と思う。どちらにしても、ネットの反応も過敏だが、マスコミ自身が意識を変えないと、こういう問題は再度起こる、と思う。

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