App Storeから「Music FM」追放の依頼を日本レコード協会等が要望

日本レコード協会や、楽天などの団体が、Appleに対して、「Music FM」というアプリをApp Storeから追放するよう、要望書を出している。このアプリ、要は音楽を無料で聞き放題というアプリで、中国やロシアあたりで開発、運用されていて、サーバーも中国、ロシアあたりにある。一種の配信サービスなのだが、著作権無視のアプリで、著作権者などに収益が入らないし、使う側が無料で使い放題になることから、特に10代の若者を中心に人気を博しているアプリである。なんでも、「Music FM」に入っていない歌手に対して、「残念です」と直接文句を言う若者もいるらしい。僕がこのアプリの存在を知ったのは、Yahoo!知恵袋で、やたら若者がこのアプリのダウンロード方法を聞いていることから、その存在を知ったのだが、まあ金はあるし、定額配信のサービスも1000円程度と高くはないので、「Music FM」を使おうと言う気にはなれなかった。今回、日本レコード協会等がAppleに要望書を出したのは、被害が深刻になりつつあるからだと思うが、海外では、Spotifyが広告入りかつシャッフル再生限定ながら、無料で音楽を聴けるサービスをしていることで、この手の海賊版サービスがなくなっていることも、大きな危機感の表れだと思う。あとは、大物歌手の定額配信サービスへの参加が進まないと、この問題は解決の方向に至らないと思う。僕の好きな歌手でいうと、佐野元春なんかもアルバムのうち何曲かが聞けなかったり、アルバムそのものが聞けないという事例があるので、この辺の改善(著作線の問題だと思うが)をお願いしたい。

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