レビューの詳細は、TAKEN 3(Blu-ray)/96時間/レクイエム/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。戦うお父さん、ブライアン・ミルズの活躍するシリーズ第3段ではあるが、今回のストーリーは、いまひとつ緊迫感がない。ブライアンの他の登場人物にインパクトが弱いのが、その原因だと思うが、アクションシーンもいまひとつ爽快感に欠け、アクション映画としての面白みに欠けると言える。さすがにシリーズ第1段と、第2段の共通の敵ではなく、新たな敵にしたのが失敗の元のような気がする。もはやブライアン・ミルズが主人公でなくてもいいような感じである。ストーリー的には水準以下という感触を受け、映画として上映時間が実際の上映時間より長いという感じを受けてしまう。犯人の謎解きがメインなので、アクションも控えめな感じを受け、サラウンドが活躍しても、その出来の悪さを払拭できなかった感はある。さすがに、これでシリーズは終わりだろうと思うが、もし、シリーズ第4段なんかが出てきたら、笑ってしまうところである。
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