あらすじ
プルツーに囚われたルーやエル、ルチーナを救出するのと、鉱山隕石キケロの作業員をネオ・ジオンから解放するため、ジュドーとルチーナの父親は協力して、作戦を実施する。それは、コア3とキケロのドッキング・ベイをネェル・アーガマのメガ粒子砲で切り離す、というものである。そのために各人が行動を開始する。その頃、プルツーは、グレミーの意図を掴み、ハマーンに反乱を起こす企みを企てる。しかし、ハマーンのプレッシャーが強くて、なかなかそれは出来なかった。プルツーは、囚われの身であるルチーナだけ解放して、ハマーン抹殺を図るが、ハマーン護衛に当たっていたキャラ・スーンに阻まれる。ジュドー達は、ルーとエルの救助に成功するが、その脱出途中でハマーンと再会してしまう。そこにキャラのモビルスーツが墜落し、ジュドーは図らずもハマーンを助けてしまう。ハマーンは、コア3を脱出し、グレミーの反乱に相対することになる。ジュドー達は、ルーとエルの救助の途中、プルツーの攻撃に遭うが、ジュドーはプルツーに道理を聞かせる。そして、ネェル・アーガマのメガ粒子砲が無事キケロとコア3のドッキング・ベイに命中し、作戦は成功する。
感想
物語には登場しないが、プルツーの行動を持って、グレミー・トトがハマーンに反乱を開始したターニング・ポイントになる話である。最初、お笑い要員キャラであったはずのグレミー・トトが、いつの間にか腹に一物あるキャラに変更し、そして、ついに自身の手持ちの強化人間であるプルを使って、ハマーンに反乱を企てるというのは、大幅な設定変更だと思う。ジュドーとハマーンの関係も結構濃厚に描かれていて、物語後半の富野監督ならではの重苦しい展開になってきていると思う。しかし、主要登場キャラ達が意外に陽気なので、Zガンダムほどの重苦しさはない。プルツーも、自身のアイデンティティをジュドーに揺さぶられ、困惑している様子が描かれているのは、終局に向かって、一波乱ありそうである。
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