東芝、解体の危機

すでにテレビや新聞、ネットなどで報じられているから、ご存知の人が多いと思うが、電機メーカーの東芝が、2016年4-12月期決算で、アメリカの原子力発電事業の7125億円の損失を計上するため、実質的に債務超過に陥った、とされている。そのために割りを食うのがテレビアニメ「サザエさん」で、東芝がスポンサーから降板するのでは、という憶測が流れている。そういうことは別にして、日本の重電だけは経営が万全だと思っていたら、東芝の場合、架空売上等を行い、信用をなくしたばかりか、原発でも損失を計上せざるを得ないとは、手の施しようがない状況にあると言える。ニュースでは、好調な半導体部門を別会社化して、株式を売却することで債務超過を帳尻合わせる、と言っていたが、その後が問題で、好調な部分のない東芝がどう経営を立て直すのか、疑問が残る。で、サラリーマンとしては、ちょっと人ごとに思えないのである。こういうのは、どこの会社でも起こりうることであるし、何かのタイミングのズレで問題が発覚して、一巻の終わり、という状況はどの会社にもありうると思う。東芝が万一倒産、解散という事態になったら、社会に与える影響は大きいのではないかと思う。しばらく注視する必要はありそうである。

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