Apple、2018年10-12月期は、減収

ニュース的には少し遅くなるが、Appleが29日に発表した2018年10-12月期の決算は、843億ドルで、前年同期比5%減という結果になり、1月上旬の販売見通しの見直し通りに減収となっている。これは主力のiPhoneが売れていないからであり、特に中国での販売減が大きいという。日本でも前年同期比で5%減になっており、全般的にiPhoneの売り上げが落ち込んでいるのが痛い状況である。iPhoneが落ち込んでいるのは、中国で地場メーカーの躍進が凄まじく、iPhoneが売れないことと、買い替え需要が喚起されなかったことが要因である。確かに2年周期で買い替えていたiPhoneが3年周期になり、iOS 12は古いiPhoneでも動作が思ったほど緩慢にならず、また、ユーザーから叩かれたバッテリーの突然のシャットダウンによる動作抑制ソフトの導入に伴うバッテリーの低コスト交換プログラムが、かなり使われたという話からしても、iPhone本体を買い替える需要があまりなかったといえそうである。しかし、MacやiPad、Apple Music等は需要が伸びてきているので、Appleが軸足をiPhoneだよりから切り替えれば、まだまだ販売の伸びは期待できそうな気がする。Appleが今後、同販売戦略を立ててくるのか、好奇心はある。

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