18歳の僕から、30年の時を経て、手紙が届く

今晩、家に帰ってきてポストを見ると、実家から封書が届いていた。なにかなと思って、封書を開封したところ、ハガキと印刷された紙が入っていた。ハガキは18歳の僕が、15年後の僕に宛てて送った、タイムカプセルハガキだった。当初はタイムカプセルは封をしてから15年後に開封をして、投函した人に送る予定だったようだが、何かの事情で、30年後になってしまったようである。18歳の僕は、高校生で、学校のこのイベントでなにを描くか考えたのだと思うが、当時好きだったラジオDJの小森まみさんや歌手の森川美穂さんの名前がうかがえる。しかし、書いた時から頭の片隅にずっと残っていた、「佐野元春が好きか?」という問いは、いまだに好きである、と言わざるを得ず、ここまでファンを続けているとは思いもしなかった。ただ、当時の元春の提唱していた「BEAT THE SYSTEM」などのスローガンが、すっかり忘れていて、改めて新鮮な気持ちになった。「つまらない大人になりたくない」という佐野元春の「ガラスのジェネレーション」の一節に沿って、自分がつまらない大人になったのか、一瞬問うてみたが、答えはなかった。自分の立ち位置がわからないからである。それにしても、意外な贈り物で、少々面食らっている。こういうイベント、嫌いじゃない。

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