僕は輸入盤Blu-rayや4K UHD Blu-rayの発売情報を、THE DIGITAL BITSというサイトから得ている。いつもは土曜の朝に一週間分の情報に目を通すのだが、今日は朝の他に昼にもチェックを入れてみた。そしたら大きなニュースが飛び込んできていた。それが、「ディズニーが4K UHD Blu-rayの発売をする予定がなくなった」という趣旨の記事である。ディズニーは自社のアニメ部門の他にピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、20世紀フォクスと行った大きなカタログを持っているのだが、4K UHD Blu-rayの今後に対して何も計画をしていないというのである。4Kはデジタル配信、Disney+で推進する方向性らしい。ディズニー自身はこの直近3ヶ月間の売り上げが大きく落ち込んでいて、その収支改善の目論みもあるようである。まあ、これはアメリカでの話のことなので、日本がどう影響を受けるかはまだはっきりしない。日本のDisney+はHDかつ2ch Stereoで4K UHD Blu-rayの代わりになるとはとても思えないし、iTunes MoviesでもHDでしか配信していないので、日本におけるDisneyの戦略は全く見えない。それでも、2年前に収益が確保できないという理由から、OPPOとサムスンが4K UHD Blu-ray Player市場から撤退し、4K UHD Blu-rayの売り上げもディスクメディアの5%程度しか稼げず、全ディスクメディアの売り上げ自体が2008年の8割減とあれば、4K UHD Blu-ray市場からの撤退も肯ける話ではある。配信に力点を置き換えるというのならそれでもいいが、それならばDisney+の日本サイトも早く4K/HDR+DOLBY ATMOSの仕様に変更すべきである。
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