レビューの詳細は、SPIDER-MAN:HOMECOMING(4K UHD Blu-ray)/スパイダーマン:ホームカミング/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。おそらくマーベル・コミックの中で日本で一番有名なヒーローといえば、スパイダーマンだと思うが、そのスパイダーマンをマーベル・シネマティック・ユニバースの1作品として制作・公開したのが、「スパイダーマン:ホームカミング」である。マーベル・シネマティック・ユニバースでは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初登場したスパイダーマンだが、単独作としてはこの「スパイダーマン:ホームカミング」が初めてとなる。他のマーベル作品と違い、すでにSONY PICTURESが2つのシリーズにわたってスパイダーマン誕生秘話を描いているせいか、この「スパイダーマン:ホームカミング」ではスパイダーマン誕生秘話は描かれず、すでにスパイダーマンとしてニューヨークの犯罪を撲滅しようと奮闘している姿を最初から描いている。マーベル・シネマティック・ユニバースの1作品であることを強調したいのか、トニー・スタークやハッピー・ホーガン、ペッパー・ポッツが登場し、作品に絡んでくる。また、キャプテン・アメリカも道徳のビデオ映像として登場するという大盤振る舞いである。作品は結構笑いの取れるシーンが多く、見ていてハッピーになれる映画である。映像は4K/DOLBY VISIONで収録されており、カラフルな色彩が目に映える映像を構成している。また、音響もDOLBY ATMOSで収録されており、四方八方から音が取り囲むようなサラウンドをしており、効果的である。映画としてはおすすめの1作品であると言える。
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