映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を輸入盤4K UHD Blu-rayで見た雑記

レビューの詳細は、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』4K UHD Blu-ray(輸入盤)レビュー|ストップモーション×ミュージカルが生む“異形の祝祭”——ハロウィンとクリスマスの境界で見つける本当の居場所【HDR10 / dts-HD MA】を参照いただきたい。

この映画を初めて見たのは、1993-1994年ごろ、輸入盤レーザーディスクだったと思う。当初はCLVの本編のみのバージョンを買って見たのだが、あまりの出来の良さと、特典の魅力に取り憑かれて、後刻CAVのデラックス盤も買っている。CAVのデラックス盤はメイキング映像やティム・バートンの初期の短編が収録されていたり、豪華写真集も同梱されていて、魅力のある盤だった。処分をしてしまったので、もう手元にも実家にも存在していないが。

レーザーディスクのCAV盤もCLV盤も処分してしまったのもあって、Blu-ray 3Dバージョンを買い求めたが、結局3Dでの鑑賞をしないまま3Dテレビを4Kテレビに買い替えたので、Blu-ray 3Dバージョンは開封はしたものの放置していた。

その上で4K UHD Blu-rayバージョンを2年前に買ったのだが、これも放置していた。ただ、今年のハロウィンに同じティム・バートン監督の「シザーハンズ」4K UHD Blu-rayがリリースされるということで普段意識していなかったハロウィンを意識するようになった。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」はハロウィンの映画なので、ハロウィン前に鑑賞しないとシーズン的にズレが発生してしまう、と思ったので、今日、意識して鑑賞した次第である。

4K UHD Blu-rayバージョンは意識していなかったのだが、ディスクを再生すると使用言語の設定画面が出てきて、その中に「日本語」があった。「日本語」を設定すると、メニューは日本語で表示されて、映画の言語と字幕を日本語に設定できるようになっていた。この映画としては初めて日本語字幕で鑑賞したのだが、これまで英語字幕で鑑賞してきたのもあって、別の意味で違和感ありまくりであった。

画質は4K/HDR10なのでなかなか綺麗だったが、過去の記憶にあるレーザーディスクのCAVデラックス盤を再生して感動した時の映像を思い出していた。NTSCのレーザーディスクと4K UHD Blu-rayでは画質は大幅に違うのだが、過去の記憶との比較ではクリアになったレーザーディスクという印象が強い。

作品内容は初期ティム・バートンに共通する異形のものに対する愛情がこの作品でも貫かれていて、ティム・バートン印満載の映画だなと思っている。監督はヘンリー・セリックなので演出面でバートンが関わっているわけではないのだが。最近のNetflixドラマの「ウェンズデー」もティム・バートンらしい作品だったので、共通項はあると言える。

30年ぶりぐらいに改めて鑑賞して、面白い作品だな、と思ったのが印象的である。いつの間にかハロウィンを代表する映画になってしまったが、それだけのことはある映画だと思う。

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