映画「ワイルド・スピード」(Apple TV 4K/iTunes Movies/4K UHD)

 レビューの詳細は、ワイルド・スピード(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。現在劇場公開中の「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に合わせ、iTunes Moviesでこれまで配信している「ワイルド・スピード」シリーズ全9作をバンドルして、4500円というバーゲン価格で販売していたので、輸入盤Blu-rayを持っているのにもかかわらず、購入したうちの最初の作品が、この「ワイルド・スピード」である。この作品は、輸入盤DVD、輸入盤Blu-rayで鑑賞はしているが、4K配信での鑑賞は初である。内容もわかっているつもりだったが、日本語字幕があると、非常にわかりやすい。配送中のトラックから品物を強奪する事件が頻発し、ストリート・カーレースの世界に関係あると睨んだブライアンという警官が覆面捜査で夜の世界に潜入し、カーレースのチャンピオンであるドミニクと出会い、次第に友情が芽生えていく、そして、捜査と友情の間で揺れ動くブライアンの行動を追っていく、という話だが、ストーリーはそれよりも迫力あるカーレースシーンの方がメインで描かれているように感じる。なので、ドラマは二の次で、カーレースシーンを楽しむ方がメインの作品になっている。映像は4K/HDR10で収録されていて、マスターが35mmフィルムなのでネイティヴ4Kの映像になっている。4Kならではの高精細の映像と、HDR10の高コントラストやカラフルな色彩に目を奪われるようになっている。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドにとどまっているが、車の移動感が縦横無尽に動き回り、それだけで楽しくなってくる作品である。