「スター・トレック:劇場版」4K/Director`s EditionがアメリカのParamount+で配信

映画「スター・トレック:劇場版」(以下TMP )は、DVD時代に監督であるロバート・ワイズの意向に沿ったディレクターズ・エディションが作られている。その時にはDVD画質に合うCGで特殊効果が拡張され、オリジナルの作品よりも見応えあるものだった。しかし、Blu-rayの時にはこのディレクターズ・エディションは発表されなかった。CGがDVD画質に合わせて作られているので、Blu-rayでディレクターズ・エディションを作ろうとすると、CGのやり直しになってしまうからである。しかし、4Kの時代になって、TMPは改めてディレクターズ・エディションを作ることになった。当然CGは4K画質になっているので全てやり直し、フィルムの部分も4Kスキャン、音響はDOLBY ATMOSとパワーアップしている。これは、欧米でサービスしているParamount+というインターネット・ストリーミング・サービスで4月5日からプレミア配信されていて、アメリカでは後日限定劇場公開され、4K UHD Blu-rayは今年の秋リリース予定となっている。YouTubeでは予告編が公開されているが、それは素晴らしい映像に仕上がっている。ところで、日本でのことだが、日本での4K UHD Blu-rayのリリースや、Paramount+のサービス開始などは全く未定である。つまり日本でいつ見られるかは分からないといったところである。僕だったらAmazon.comで輸入盤4K UHD Blu-rayを買ってしまいそうだが、できればParamount+の日本サービス開始を決定してほしいなというのが本音である。