「MS.マーベル」シーズン1第6話「ノーノーマル」(Disney+)

あらすじ

パワーを得てしまったカムランは、ブルーノの元に助けを求めるが、パワーを解放してしまい、ブルーノの自宅兼コンビニを破壊してしまう。その事実を知ったダメージコントロール局は、カムランを捉えようと暗躍する。ブルーノとカムランは、ナキアを頼ってモスクに逃げ込むが、ナキアが「モスクはダメージコントロール局がやってきているから安全ではない。学校の方が土曜だから安全だ。」という意見を述べ、ブルーノとカムランは学校に行こうとする。その頃、カマラは家族に自分がパワーを持っていることを話すが、母に話した内容は既に家族全員に伝わっていて、誰も驚かなかった。母は手作りのコスチュームをカマラに渡し、カマラはそれを身につける。そこにナキアからFaceTime電話があり、カムランとブルーノがいることを告げたことからカマラも合流し、全員が学校に逃げ込む。学校にはカマラの兄のアーミルやカマラに助けられたゾーイも集結し、ダメージコントロール局に対する対抗策を練る。ダメージコントロール局のトップはカマラとカムランが学校に逃げ込んだことで、二人を捉える行為をすることは、世間的にリスクがあると判断し、現場での行動の中止を命令したが、現場は二人を捉えるべく行動してしまう。しかし、カマラの作戦により、ダメージコントロール局は足止めを喰らっていた。逃走するカマラとカムランだったが、カムランはダメージコントロール局に対して攻撃的なパワーの発揮をしてしまう。カマラはそれを阻止しながら、ダメージコントロール局の追跡を阻止する。そして、その現場にはゾーイのTikTokによる配信によって、市民が集まりつつあった。

感想

「MS.マーベル」のシーズン1の最終回が今回の話だったが、カムランのパワーの暴走に対して、カマラがそれを良き方向に使うように食い止めるシーンがあり、ある意味カムランとカマラの戦いと取れなくもないが、実際はダメージコントロール局の追跡をカマラとカムランが食い止めるという展開で、こちらの予想とは違っていたものの、最後にスーパーヒーロー物としての展開に、頬を緩める話になっていたのは、楽しいところである。ドラマタイトルの「MS.マーベル」の意味も最後に明かされ、カマラの別の言語での呼び方がマーベルということから、MS.マーベルとなったという設定は、納得する思いである。全般的にこのドラマシリーズは学園物であり、家族愛物であったと思う。最終回ということもあって、最後におまけ映像が付くが、意外なキャラが登場し、しかも「MS.マーベルは帰ってくる。XXXで。」と次の映画版MCUで登場することを予告しているのは、期待していいかも知れない。逆に言うと、この「MS.マーベル」を見ていないと、そのMCU映画版を完全に楽しむことはできないという欠点もあるわけで、視聴者を狭める結果にもなりかねないとは思う。

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