映画「アス」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、Us(4K UHD Blu-ray)/アス/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。監督デビュー作「ゲット・アウト」が高い評価を得たジョーダン・ピールの監督第二作目にあたる作品が、この「アス」である。映画は大ヒットを記録し、映画批評家からの評価も高評価ではあるが、観客からはあまり支持されていないという謎の映画でもある。

映画は1986年のサンタクルーズの遊園地で、もうひとりの自分に出会った少女アディが、大人になり、家庭を持つのだが、再び少女時代に住んでいたサンタクルーズにサマーバケーションに訪れ、そこでもうひとりの自分が現れ、自分達を抹殺しようと企むところから、もうひとりの自分と対峙する羽目になるというホラー映画である。

もうひとりの自分の存在は、彼女たちが何を考えているのかがわからず、かなり不気味な存在として描かれているのであるが、物語が進むにつれ、そのもうひとりの自分が存在する理由が明らかになっていくにつれ、そのホラー度は高まっていっていると思う。もうひとりの自分は世界を征服しようと企んでいて、主人公たちを抹殺しようと企んでいるので、もうひとりの自分との対峙という恐怖になっている。

登場人物は少なく、主にアディ一家がメインで描かれるだけで、他の世界はテレビのニュースで描写されるだけであるが、もうひとりの自分達が世界を征服すべく、手を繋いで地上の世界で存在しているシーンは、かなり不気味である。インパクトのある映像で、その恐怖感を煽っていると思う。

そして、主人公アディが少女時代に出会ったもうひとりの自分と、その顛末はラストで明らかにされ、そのどんでん返しにはかなり驚く。ホラー映画らしい展開で、なかなか面白いラストであったと思う。

映像は4K/DOLBY VISIONで収録されている。マスターデータが2Kなので、アップスケール4Kなのだが、解像度は比較的高い。HDR効果が抜群で、夜のシーンの黒の階調性の描き分けで威力を発揮すると同時に、昼のシーンのカラフルな色彩表現でも魅力的な映像をデリバリーしている。音響はDOLBY ATMOSでミックスされていて、ホラー映画ならではの音楽による観客への恐怖感を煽る展開で、音楽が観客の周囲を取り囲む響きをしていて、臨場感を感じるし、環境音もイマーシヴなサラウンドを構築しているので、映画の面白さを生み出すのに貢献していると思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました