「シー・ハルク:ザ・アトーニー」シーズン1第1話「普通レベルの怒り」(Disney+)

あらすじ

超人専門の弁護士、ジェンはハルクであるブルース・バナーの従兄弟だった。ブルースは特殊なデバイスを開発し、ハルクになることを抑える方法を編み出していた。ジェンとブルースはドライブをしていたが、車の前に突然宇宙船が現れ、車は事故を起こしてしまう。そして、事故の衝撃で、ブルースの血がジェンの体に入り込んでしまった。そのため、ジェンはハルクに変身してしまうようになる。ブルースは、ジェンに状況を受け入れるよう説得し、ハルクであることの制御を学ぶよう指導するが、ジェンはブルースよりも状況の飲み込みが早く、ハルクになることを抑えることに成功する。ブルースはジェンにハルクであることを受け入れるよう話しかけるが、ジェンは弁護士に戻ることを決意し、ブルースと喧嘩の末に弁護士としての職務に戻っていく。そして、裁判の最終弁論の途中、突然悪党が裁判所に現れ、大暴れする。ジェンはやむなくハルクになって、悪党を退治する。

感想

マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ4のDisney+での配信ドラマとしては最後の作品になるのが、この「シー・ハルク:ザ・アトーニー」である。今回のエピソードは、ハルクであるブルース・バナーの従兄弟としてジェンという女性超人専門弁護士が主役を演じ、彼女が事故をきっかけにハルクになってしまうことから起こる騒動を描いたコメディチックな物語になっている。第1話ではブルース・バナーことハルクがゲスト出演し、ブルースがハルクになってしまったジェンに対してハルクとしての心構えを説いていく展開になっているが、ジェンがブルースよりもハルクとしての順応性が高いため、そこが笑いの元になっている。物語は「アベンジャーズ:エンドゲーム」の後の話なので、結構トニー・スタークやスティーヴ・ロジャースのエピソードも語られ、話的には面白いと思う。ジェンが視聴者に話しかける展開にも、笑いをとるところである。第1話は上映時間がとても短く、わずか37分であるが、今後もマーベル・シネマティック・ユニバースに登場したキャラがゲスト出演するようなので、それは楽しみである。

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