映画「バットマン」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、BATMAN(4K UHD Blu-ray)/バットマン/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。この「バットマン」は僕にとってはライフタイムベストに入れるだけの大きな印象を受けた映画である。大学生だった頃、劇場にこの「バットマン」を観に行き、スーパーヒーロー映画なのにとにかく陰鬱で、プリンスの歌う挿入歌も独特だったため、インパクトが強く、その後の映画鑑賞に強い影響を与えた作品である。その後も見た、見ないに関わらずレーザーディスク、DVD、DVD Special Edition、Blu-ray、そして今回の4K UHD Blu-rayと買い続けている。最後にこの映画を見たのはDVD Special Editionだったので、20年近くこの作品を見ていないことになる。

今日、気分で4K UHD Blu-rayを手にとって20年近くぶりに鑑賞し直したのだが、4K/HDR10による高画質化は、映画の印象を大きく変えるものであった。もちろん、この映画の後に色々なスーパーヒーロー映画を見続けてきていて、その変遷を知っているだけに、スーパーヒーロー映画の先駆けであるこの「バットマン」に対する印象が変わってしまうのもしょうがないのであるが、意外と陰鬱な映画ではなく、一種のファンタジー映画として仕上がっていると感じた。それは、ゴッサム・シティのアール・デコ調の都市描写が影響していることも大きいし、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーとマイケル・キートン演じるバットマンの演技合戦が面白い、というのもある。そして、4K/HDR10による高画質化、高色彩化は作品のイメージを一新するぐらいの変化があった。暗くて見づらいという作品のイメージが一掃されているのである。これはHDR10による輝度の変化が大きい。

また、音響がオリジナルのDOLBY STEREOからDOLBY ATMOSにリミックスされているというのも、作品の印象を大きく変える一因である。特にオリジナルのDOLBY STEREOでは音場感が視聴者の前方のみに広がる限定的サラウンドだったのだが、DOLBY ATMOSにリミックスされた本作では音場感が視聴者の周囲360度を取り囲むという拡大した音場感になっており、また、オブジェクトの配置がバラエティ豊かで、最新映画のような音響効果を上げているのも、この映画の印象を変える一因である。

輸入盤4K UHD Blu-rayではあるが、世界共通ディスクなので、プレイヤーの言語を日本語に設定しておくと、自動的に日本語メニューになり、日本語字幕や吹き替え音声が選択できる。今日試聴したのもそれを知っていたからであり、やはり母国語で見ると鑑賞自体は楽である。

制作から30年以上経過している作品なので、SFXの荒も見えるが、作品の出来としてはなかなか良い出来ではないかと思うので、最近の「ザ・バットマン」とか、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」トリロジーを鑑賞している人にも、ぜひお薦めしたい作品である。

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