佐野元春「SWEET16 30th Anniversary Edition」を聞いての感想

今日、佐野元春が1992年にリリースしたアルバム「SWEET16」の発売30周年を記念した「SWEET16 30th Anniversary Edition」がAmazonから届いた。実はAmazon Prime会員なので、本来ならば昨日受け取れるはずだったのだが、昨日は会社に出社していて、夜も飲み会に参加していたので、受け取れる状態ではなかった。それで、昨日の夜遅く自宅に戻り、不在者伝票記載の電話番号に連絡をとり、今日の午前中再配達を依頼して、CDが届いたという次第である。

Boxセットなので、まだ全部のCD、Blu-rayを聴いたり見たりできているわけではないが、聞けたCDについては、ちょっと感想を書いてみたいと思う。

まず、オリジナル盤の「SWEET16」アルバムだが、マスタリングをやり直しているせいか、音がかなりいい。極端な高域ブーストとかはしていない印象だが、それぞれの楽器が綺麗に分離して聞こえる感じはする。

注目していたのは、「SWEET16 OUTTAKES & ALTERNATES」で、最初に入っている「ミスター・アウトサイド-Complete Version」がとても新鮮な印象を受ける。オリジナルアルバムに入っている「ミスター・アウトサイド」が実はこの「Complete Version」ではアウトロの部分にしか過ぎない、という事実が驚愕であり、曲本体の雰囲気がアウトロの部分と結構落差があるので、イメージがかなり異なって聞こえる。曲本体のところに歌詞がないので、ある意味とても長いイントロの末に「ミスター・アウトサイド」本体が挿入される、という感じすら受ける。

そのほかにも「ハッピーエンド-Alternate Version」も印象がかなり違うので面白いし、現時点では入手が難しい楽曲が再録されていたりするので、聞き応えがある。

そして、今日聞けたのは「See Far Miles Tour Part I」のCD2枚組までであるが、このライブCDも聞き応えがある。収録された1992年3月23日の神奈川県民ホールのライブは、僕も見に行っていて、確か3階席からステージを見たような気がする。VHSやレーザーディスクでこの日のライブの模様はビデオ化されて入るものの、わずか数曲で20分程度の上映時間でのリリースだったので、今回のCD2枚組によるライブ完全収録は、結構歓喜に震える仕様である。もう30年も前の話なので、すでにどの曲を演奏していたのかすら記憶が定かではなかったので、今回のライブCDは新たな発見があり、とても楽しい試聴になった。「この楽曲をこのアレンジで演奏していたのか」と、なんか新鮮な気分で視聴できた。

まだ、「See Far Miles Tour Part II」のライブCDとBlu-rayは残っているのと、ブックレットは手をつけていないので、明日以降少しずつ楽しんでいきたいが、佐野元春のアニバーサリーCDは1980年代のアルバムが多かったのだが、1990年代のアルバムもリリースの運びとなって、貴重な音源が聴けて、ファンとしては大変嬉しいことである。佐野元春の1990年代のアルバムも出来のいいアルバムばかりなので、今後もスポットライトが当たるといいなと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました