映画「Vフォー・ヴェンデッタ」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、V FOR VENDETTA(4K UHD Blu-ray)/Vフォー・ヴェンデッタ/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。前から、「マトリックス」シリーズで有名なウォシャウスキー兄弟が脚本に関わった、ということで気にはなっていた作品ではあるが、なかなか見ようという気力がなく、購入はしたものの、2-3年放置していて、今日になってようやく視聴した次第である。視聴したのも、ネットの情報で輸入盤でありながら日本語字幕と吹き替え音声が入っている、という話があったのと、DOLBY ATMOSで音声が収録されている、とあったので気になったからである。

で、見た感想だが、自由を求める国民と、その国民を圧制しようとする独裁国家の有り様を描いた結構問題作なのかなと感じた。制作年度が2005年で、かつ元ネタはコミックなので、話自体は2005年より前に作られたものと思うが、なんか今の日本の政治と合致しているようにも思えて、とても2005年の映画だとは思えなくなっていたのである。

今の日本も自民党と岸田政権があまりに勝手な政策を実施しており、一部からは批判の声も上がってはいるのだが、大半は声を上げることなく政治家の勝手気ままな行動を容認しているかのような気配すらある。この映画を見ていると、その辺を想起させる部分が多数あり、国民の自由をどう保障するのかという問題提起になっているかのように思える。

この映画ではVというマスクを被った人物とイヴィーという女性が反体制の活動をして、独裁政権を打破していくという展開になっているが、その辺の設定はコミックが原作ならではの展開だと思うし、現実にはこの手の反体制派の行動が見られることもないし、容認されることもないので、やはり映画ならではの展開になっているのではないかとは思う。それでも、独裁国家が破壊されていく様を見るのは爽快ではあるし、そこに至るまでのVという人物の生い立ちやイヴィーの生い立ちを知るにつれ、反体制派に対する肩入れを感じてしまう。

映像は4K/HDR10での収録で、ネットの情報によればネイティヴ4Kだということである。映像は高精細ではあるし、フィルムの粒子も見えるぐらいだが、高精細の方よりはHDR10による色彩管理の方が印象に残り、Vによって爆破される国家の建物の爆発シーンや花火のシーンの炎の輝き具合に魅惑されてしまうところはある。

音響もDOLBY ATMOSにリミックスされていて、効果満点である。絶えず音が視聴者を包囲するかのように鳴り響き、頭上を含めてオブジェクトが視聴者の周囲に配置されるので、没入感が満点である。低音チャンネルも効果的で、爆発シーンで最大限の響きを出している。

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