このところの物価高や円安基調、給与の伸びの悪さを考えると、自分が持っている現金資産の一部は投資に使ったほうがいいとは思っていた。しかし、どこに投資したらいいのかがよくわからずに、そのままになっていた。
僕は現在、2つの証券会社の口座を持っている。1つは30年ぐらい前に母の勧めでマイカルという小売業の社債を買った時に作った証券会社の口座である。その時は、マイカルが破綻し、民事再生法を適用したので債権者に対して返金でもめて、最終的には投資額の30%だけ戻ってくるという痛い目にはあっている。その後は、株主優待目当てで100株単位でいくつかの企業の株を購入している。今のところは黒字である。
もう1つは、前に勤めていた会社で福利厚生で実施されていた自社株の持株会に入っていて、株の積み立てをしていたのであるが、前の会社から追い出された時に持株会も脱退されられて、その積み立てた株の保管先が前に勤めていた会社と取引のある証券会社になってしまったので、それをそのまま持っている、という次第である。こちらも黒字ではあるが、前に勤めていた会社の株しか持っていなくて、この証券会社を積極的には使おうとは思っていない。
後者の証券会社がiPhoneアプリでしばしば色々な社債の取り扱いの案内とか流してくるので、「社債か…」と思いながら、投資としてはもう一回社債購入もありかと思った。
前者の証券会社には、MMF扱いの自由に使える金がそこそこあった。株の買い足しのためにとっておいたのであるが、株を買い足さないのでまとまった金が利益も生まずにそのままになっていた。そして、前者の証券会社ではクレディセゾンと楽天グループの社債を取り扱い始めた。
まとまった金があったこともあって、もう一回社債に手を出すか、と腹を括って、証券会社にログインして、状況を見た。楽天グループの社債は利率が高かったのだが、流石に利率が高いのが影響したのか、すでに募集を終了していた。一方クレディセゾンの方はまだ受け付けていた。
クレディセゾンはクレジットカードのセゾンカードを発行している会社である。格付けもAあたりを得ているので、信用度は高い。利率は年1.5%程度だったが、少しでも金を生み出すのならばと思い、昨日、証券会社にMMFで眠っているお金の大半をクレディセゾンの社債購入に投資した。
今日、証券会社のwebサイトを見たら、クレディセゾンの社債の受付は終了していた。昨日、手続きをして正解だったような気がする。正解かどうかは今後利率通りの額が振り込まれるかどうかになるが、こればかりは成り行きに任せるしかないとは思っている。マイカルみたいに破綻することはないと思っているが、損失を出しても妥協できるだけの額しか投資はしていないので、ある種のかけではある。
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