6月あたりにマランツのAVアンプ、CINEMA 70sを購入したことは書いている。実は、この機種を買う時、ちょっとだけ悩んだところがあった。地上波のテレビがアナログからデジタルに移行して10年余りが経過し、AVアンプも実はアナログのコンポジット入力端子がなくなっていたのである。なので、マランツのAVアンプ、CINEMA 70sを購入すると、LDプレイヤーが接続できない、という悩みが発生することはわかっていた。
ただ、マランツのAVアンプの前に使っていたYAMAHAでAVアンプの後継機種を買おうと思っても、やはりコンポジット端子はない。前に使っていたRX-A770だとコンポジット端子はあるから、LDプレイヤーを再生させようと思えばできるが、どうしようという悩みであったが、Amazonでコンポジット-HDMI変換器って売っていないの?と思って調べたら売っていた。それも1000円以下で。USB Type-Aのコンセントは別途用意が必要だが、そういう変換機が格安で売っているので、これを買えばなんとかなるかと思い、マランツのAVアンプ、CINEMA 70sに買い替えたのである。
ただ、CINEMA 70sに買い替えた時にすぐにコンポジット-HDMI変換器を買ったかというと、その時は買わなかった。そのうちAmazonプライムデーが開催されるから、その時に他の欲しい商品とまとめて購入しようと思っていたためである。
で、今週の11日と12日にAmazonプライムデーが開催されたので、予定通りコンポジット-HDMI変換器を他の商品と一緒に購入した。価格は900円を割っていて、USB電源も部屋に余っていたのが1個あったので、それを流用することにした。
そして、今日、コンポジット-HDMI変換機が届いたので、仕事が終わってから配線を行った。LDプレイヤーからはコンポジットのケーブルを出してあるので、それを変換器に接続し、変換機からはやはり家に余っていたHDMIケーブルを繋ぎ、CINEMA 70sの空いているHDMI端子に接続した。もう一つ、LDプレイヤーからはDOLBY DIGITALの信号を出力する端子があり、それをモジュレーターを通して同軸ケーブルに接続してあったので、CINEMA 70sの同軸端子に接続した。
変換器を電源に繋ぎ、テレビとCINEMA 70sの電源を入れ、LDプレイヤーとモジュレーターの電源も入れ、何年かぶりにLDの再生を試してみた。最初はCINEMA 70sの初期設定のため、LDからアナログで出てくる音声を再生してしまい、DOLBY DIGITALが出力されなかったのだが、CINEMA 70sの音声設定を同軸ケーブル入力優先に変更したら、DOLBY DIGITALで音声が再生できるようになって、映像も映った。
ここ数年、LDプレイヤーなんか稼働させてもいなかったので、変換器の動作チェックとLDプレイヤーのメンテも兼ねて、今、音楽LDを再生しているが、さすがに映像は一昔前の古い映像という感は否めない。LDは480iのNTSC信号だから、4K UHDを見慣れた目からすると、古臭いとしか見えないのだが、そこに味があるような感じすらする。驚いたのがデジタル音声で、データ形式はCDと同じところもあってか、意外と聞ける。
LDプレイヤーを積極的に活用することは今後もないとは思うが、佐野元春や坂本龍一、小室哲哉のライブビデオなんかはDVDとかで持っていない作品もいくつもあるので、たまにはノスタルジーに浸ってみようかなと思うところもある。
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