映画「ビートルジュース」(Apple TV 4K/iTunes Movies/4K UHD)

レビューの詳細は、ビートルジュース(4K UHD/iTunes Movies)|Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。

この映画は、iTunes Moviesで4K映画を買うようになってから始めの頃に買ってはいたのだが、なかなか見る気が起きなくて放置していた。だ、今日部屋の断捨離を行う必要があり、上映時間が短くてDOLBY ATMOSのサウンドトラックの映画を見ようと考えたら、この映画が1時間半ちょっとと短いので手頃だと思い、久しぶりに見た次第である。

この「ビートルジュース」は、鬼才ティム・バートン監督が評価されるきっかけになった作品であり、バートン監督独特のユーモアのセンスが随所に光るコメディ映画に仕上がっている。もちろん、それにはビートルジュースを演じたマイケル・キートンのセンスの良さも寄与しているのだが、すでに初期の映画からティム・バートン監督の映画に共通する世間からはみ出した者の悲しみをそこはかとなく描いているところに、共感を呼ぶ。

タイトルは「ビートルジュース」だし、ビートルジュースも登場するのだが、主人公は彼ではなく、アダムとバーバラという死んでしまった若夫婦と生者でありながら何処と無くシニカルな視点を持つリディアというところが、この映画を単なるコメディではなくて、ティム・バートン独自の視点を持った映画に仕上げていると思う。

映像は4K/DOLBY VISIONで収録されていて、フィルムベースの映画にしてはグレインノイズも少なく、解像度のある映像が描写されている。また、HDR効果も抜群で晴れた昼間の外の描写では窓ガラス越しに景色を眺めているかのような輝きを見せるし、色彩の華やかさも抜群である。

音響もDOLBY ATMOSでリミックスされていて、三次元に広がるサラウンド効果に驚かされる。マスターはDOLBY STEREOなので3-1方式のサラウンドでしかないはずなので、ここまで上下にまで拡大した音響効果を堪能できると、結構楽しい。オブジェクトも視聴者の周囲にきちんと配置され、没入感を感じさせるものになっている。

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