「ロキ」シーズン2第4話「TVAの心臓」(Disney+)

あらすじ

レンスレイヤーはミス・ミニッツと共に時間の終わりで在り続ける者が死んでいるのを見て、ミス・ミニッツからその真相を映像で見せられる。レンスレイヤーは在り続ける者と共に時間の戦いに参戦し、在り続ける者の片腕として戦いに勝利していたのだが、TVAのために在り続ける者から記憶を全て奪われていたのである。TVAは分岐する時間軸が多くなりすぎて時間織り機が崩壊しそうになっていた。そこにロキ、メビウス、シルヴィ、タイムリーがやってきて、崩壊しそうな時間織り機を拡張して分岐する時間軸をまとめようとすることになった。その頃、分岐する時間軸を剪定していたドッグスやブラッドは牢屋部屋に閉じ込められていたが、レンスレイヤーが現れ、彼女の指示に従うよう促す。その命令に従ったのはブラッドだけであり、他の囚人たちは抹殺されてしまう。レンスレイヤーはTVAの管理を奪い返そうとミス・ミニッツを使ってシステムの乗っ取りを図るが、そのことに気づいたO.B.がロキやメビウスたちに話すと、ロキたちはシステムをリブートしてミス・ミニッツを抹消しシステムを奪い返せ、と指示する。O.B.はシステムをリブートしてミス・ミニッツの乗っ取りを解除し、システムを取り戻す。時間織り機の性能拡張のため、タイムリーが時間織り機に装置を接続する役割を果たそうとするが、時間放射能が多すぎてタイムリーは消滅してしまう。そして、分岐時間軸が拡張してしまった。

感想

物語も後半戦に入ったが、今回のエピソードは前話までに登場したキャラクターはほぼ全員再登場して、その末路まで描いていたのではないかと思う。レンスレイヤーが在り続ける者の片腕だったという衝撃の冒頭シーンから、タイムリーをはじめとするロキたちメンバーがTVAにやってきて事態の収束を図ろうとするが、ラストで事態の収束に失敗し、この後どういう展開になるのかわからないままラストになってしまう衝撃の展開とか、タイムリーとO.B.がお互いにTVAのハンドブックの生みの親であり、ハンドブックから影響を受けた身でもあるという鶏が先か卵が先かという問題に通じる展開とか、ロキとメビウスとシルヴィの笑えないやり取りとか、見どころが多すぎて、頭の中が混乱しそうである。TVAの崩壊を指し示す効果音もDolby Atmosの三次元サラウンドが終始鳴り続け、臨場感抜群であり、物語の緊迫感を高める効果を出している。ラストがTVAの崩壊のシーンで終わってしまったので、次のエピソードの始まりが難しくなったと思うが、残りのエピソードでどう風呂敷を畳むのか、非常に気になるところである。

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