今年の2月以来、福岡から神奈川に引越しするという話をずっと書いているが、引越しの1番の要因は、母が認知症を発症し、父が一人で介護していたがそろそろ限界そうだったので、僕がフォローせざるを得ない、そのためには福岡からでは無理なので、実家のある神奈川に転居するしかない、ということにある。もちろん母の介護だけでなく、会社の社宅提供が2025年の春までになっており、その後の住まいについては自分で探さないといけないので、1年早く動いても大きな違いがなかったこともあるし、会社の業務が在宅勤務でほぼ済んでいて、仕事をする場所が福岡に制限されなくなった、という理由もある。
引っ越しが終わり、部屋の片付けが8割方済んだこともあり、今日、実家に顔を出した。そもそも、10日の福岡からの荷物運び出しの最中に父から電話がかかってきたので、「18日でよければ顔を出すよ」と話をしたから、今日、実家に行くことになったのである。10日の父の電話の後は、実家に寄りつかない弟にも電話をかけ、18日には実家に顔を出すよう要請していた。
朝9時半には実家に着いたが、母一人でじっとしていて、感情が消えたようだった。何か話しかけても、反応は薄い。しばらくするとスポーツをしに行っていた父も帰ってきて、10時過ぎには弟も実家に来たので、父と僕、弟の3人で色々な話をした。
その中で、僕が神奈川に戻ってきたので、一回母のケアマネージャーと面会し、状況を直接聞きたいという要望を父に出した。父は「平日しかダメだよ」と言っていたのだが、先の話ではあるが9月12日の朝が病院通院で年休を取らざるを得なくなったので、どうせならば午後ならば実家に顔出せると思うので、調整とってほしい、と依頼をかけた。
父はそれには了解して、9月12日に年休とれることを確認したら、電話が欲しいと言っていたので、仕事が始まったら仕事のスケジュールを確認して年休を取るつもりである。
また、父は「母がもし認知症が悪化して施設に預けることになったら、自分はどこかアパートに移り住むので、その時にはフォローよろしく」という話と「実家をどうするか考えて欲しい」と言っていた。その辺の話はある程度予期していたことであるので、答えは出ていないが考え続けている。実は中古マンションを買った理由の一つは、母が施設に入って父が実家を離れる決意をしたら、最悪僕の住むマンションの一室を父の寝室にしてもいいかなとは思ったからである。それを含めて今のマンションを選んだつもりである。
弟の方は、あまり積極的に母の認知症の介護に関わるつもりはないようだったので、それは仕方ないとは思っている。弟の奥さんのご両親も色々あるので、母の方の面倒を見る余力はないみたいである。それもある程度わかっていた。
昼食は、母が歩けないので、父の提案で宅配ピザを頼んで配達してもらったが、母はほとんど食べなかった。最近、特に食が細っているみたいでその辺は心配ではある。デイケアでも大して食べないみたいだし。
実家に顔を出す度に母の衰えと認知症の悪化に愕然とはするのだが、一方では仕方ない、と思っていてある意味突き放している部分もある。僕ができることは父が共倒れしないよう動くことになるだろうか。まずは9月12日の病院通院のための年休が取れるか確認して、取れるならば早めに申請してしまい、その日の午後に実家に顔を出してケアマネージャーさんと話をすることになるだろう。
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