神戸学院大学教授が斎藤元彦ら3人を刑事告発

5月の末に兵庫県の第三者委員会が、亡くなられた元西播磨県民局長の公用PCの中に私的文書が入っていて、それを井ノ本元総務部長が情報を流出させたのは、斎藤元彦知事からの指示による可能性が高い、という結論を出した時に、記事を書いている。

流れをずっと追っている限りでは、斎藤元彦が全ての元凶であるようにしか見えないが、斎藤元彦は自分の非を絶対に認めようとしないし、県議会も昨年の不信任決議後の兵庫知事選挙で斎藤元彦が再選してしまったことや、参議院選挙が近いこともあり、どうも斎藤元彦を刑事告発するという手段には及び腰のようである。斎藤元彦自身も給与を3ヶ月50%減額で幕引きを図りたいという甘い考えのようで、他県の行政のことながらイライラさせられることが多い。

そんな中、今日になって神戸学院大学教授である上脇博之氏が、自ら斎藤元彦と片山元副知事、井ノ本元総務部長を「元西播磨県民局長の私的文章を流出させたのは、告発の信用性を否定し、自己保身を図ろうとした」という見解で3人を地方公務員法の守秘義務違反などの疑いで刑事告発した、というニュースが飛び込んできた。

上脇教授は、確か斎藤元彦とPR会社のメルチェとの県知事選挙におけるPR活動が公職選挙法に違反しているとして、斎藤元彦及びメルチェを刑事告発していたのではないかと記憶している。こちらの刑事告発は、メルチェに対する強制捜査までは進んだものの、その後何も動きがないので、一体どうなっているのか? と疑問を抱いていた。

ただ、斎藤元彦は叩けば埃が大量に出てきそうなことをしているので、誰かが告発すれば、状況は変わってくるのではないかとは思っていた。そんな中、上脇教授の行動は賞賛できるものがある。

とはいえ、公職選挙法違反の疑いについても動きのない中、今回の刑事告発がどこまで有用性があるのか疑問視する部分もあるが、個人的には斎藤元彦を容認すれば、民主主義は終わると思っているので、なんとか立件の方向に進んでもらいたい。この事件の行方は絶えずチェックするつもりである。

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