輸入盤Blu-rayで映画「白い嵐」を見ての雑記

レビューの詳細は、『白い嵐』Blu-ray(輸入盤)レビュー|映像の魔術師リドリー・スコットが描く青春と試練【SDR / dts-HD MA】を参照のこと。

前から書いているが、僕は輸入盤DVDやBlu-ray、4K UHD Blu-rayを大量保有していて、見ていない作品は山ほどある。特にBlu-rayや4K UHD Blu-rayは、廃棄してしまった輸入盤レーザーディスクやDVDからの買直しも多い。この「白い嵐」も廃棄してしまった輸入盤レーザーディスクからの買直しで輸入盤Blu-rayを買っている。

ただ、買ったのは今から14年も前の話である。買ったはいいが、レーザーディスクで鑑賞していたからストーリーは知っていて、他の作品を見るのに忙しくて、14年間放置していた。

それが、先週、仕事の合間にラックに並べた輸入盤Blu-rayを見ていた時に、ふと、この「白い嵐」を見たくなった。過去に買って放置してある輸入盤Blu-rayを見たくなることはしばしばある。今朝、起きてから何の映画を見ようかと思った時に、この「白い嵐」を見る気になっていたので、輸入盤Blu-rayを買ってから14年後、輸入盤レーザーディスクで鑑賞してから29年後にようやく再鑑賞になった。

このBlu-rayは、MILL CREEK ENTERTAINMENTというインディペンデント系ディストリビューターから発売されている。映画自体はディズニーの実写映画専門会社であったHOLLYWOOD PICTURESからリリースされていて、レーザーディスクもディズニーからリリースされていた記憶がある。Blu-rayのリリースだけ、MILL CREEK ENTERTAINMENTからのリリースになっている。

その影響なのかはわからないが、画質に関して言えば、Blu-rayの実力からすると物足りない映像になっている。解像度はBlu-rayの実力を出しきれていない印象で、DVD的解像度になるところもあるし、SDRという色彩制限があるのもあるが、黒浮するシーンが多く、締まりのない映像になりがちである。

音響はdts-HD MA 5.1chということもあって、かなり良質なサラウンドが堪能できる。BGMも環境音も視聴者をうまく取り囲むように配置されているので、臨場感は味わえる。クライマックスの白い嵐のシーンは、自分が暴風雨に巻き込まれた感を感じるところもあるぐらいである。

全般的にいうと、レーザーディスクの映像を単にHD画質にして、音響もDOLBY DIGITAL 5.1chからdts-HD MA 5.1chに変更しただけで、それなりにアップグレードはしているものの、レーザーディスク的映像という他はない質になっている。それでも、29年ぶりに見たこの作品のテーマは、上記リンク先で書いたレビューの通り、意外と描かれているように思う。

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