レビューの詳細は、『ドラゴン/ブルース・リー物語』4K UHD Blu-ray(輸入盤)レビュー|伝説の武道家を妻リンダの視点から描く伝記映画【Dolby Vision / dts-HD MA】を参照いただきたい。
昨日の夜、ヨドバシカメラに注文していたAVラックが出荷された。それが今日届くのかと思っていたが、どうも配送会社は受け付けていないので今日は無理だと察知した。それで、ホームシアター改装前に何か映画を見るか、と思った。
ホームシアター改装後にDOLBY ATMOSの映画を見たいとは思ったので、5.1chの映画から選んだのが、この「ドラゴン/ブルース・リー物語」である。前に買ってから気になっていた映画でもある。
この映画は輸入盤Blu-rayの時代に1回見ている。福岡に住んでいた頃の鑑賞だったので、「サラウンドがおかしい」と書いている。今回4K UHD Blu-rayで見た感想だと、「サラウンドはおかしくないし、重低音の出方がすごい!」になる。
ブルース・リー主演映画はずっと見てきているが、没後20周忌の記念として伝記ドラマの映画が作られたのがこの「ドラゴン/ブルース・リー物語」であり、4K UHD Blu-rayでブルース・リー主演作をずっと見てきた僕としては、やはり伝記映画は見返さざるを得ないと思っていた。
主役のブルース・リーを演じたジェイソン・スコット・リーは全くブルース・リーに似ていないのであるが、彼の仕草をよく研究していて、ブルース・リーになりきっているので、下手なブルース・リーそっくりさんの映画よりもよほどブルース・リーの映画として成立している。
物語はブルース・リーの奥さんであるリンダさんの回想録をベースに映画化しているので、リアリティがある。ブルース・リーがいかに人種差別に苦しめられてきたかがよく分かる内容になっている。
芸が細かいのがこの作品の特徴であり、ブルース・リーがリンダさんと「ドラゴン危機一発」のプレミア上映に参加している時の劇場で上映されている映画は本物の「ドラゴン危機一発」だし、ブルース・リーがスタジオで編集している映画が「ドラゴンへの道」だったりするところにニヤリとするところがある。
ブルース・リーに愛着のない人だとあまりおすすめもできないが、ブルース・リーの映画が好きな人であるならば、この映画はおすすめである。映画自体はユニバーサル・ピクチャーズの映画なのだが、4K UHD Blu-rayはShout! Studiosというインディペンデント系会社からリリースされているのもポイントである。アメリカでShout! Studiosからリリースされているということは、日本でのリリースは予定されていないということになるので、見たい方は輸入盤を買うしかなくなる。
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