レビューの詳細は、HARDCORE HENRY(Blu-ray)/ハードコア/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。映画紹介番組でスマッシュヒットを放っていて、気になっていた映画だが、日本ではひっそりと公開され、たいしてヒットもせずに劇場公開を終了しそうなので、とりあえず見てみるかと、輸入盤Blu-rayで鑑賞した次第。主人公視点でのカメラワークは、最初は斬新なのだが、次第に単調になっていき、また、カメラがぐるぐる回るので、なんか調子が悪くなっていく感覚を覚えてしまう地雷映画だと思う。主人公が喋らない(喋れない)ので、観客が主人公になった感じを訴えかけるが、それも物語が単調なので、今ひとつ盛り上がらない。それでいて、アクションシーンは結構バイオレンス色強いのである。アイデアはいいが、それで突き通すにはちょっと失敗しかかっているかな、と思える映画である。敵がロシアの組織なのは斬新だが、リーダーのエイカンが変態なので、中学生の発想で映画作っていない?と思ってしまうところはある。まあ、出来は今ひとつだと思う。とにかく疲れる映画なので、見るときには体調が整っているときに見た方がいい映画である。
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