レビューの詳細は、『海 生命を育てるナチュラル・ビューティー』Blu-ray(輸入盤)レビュー|IMAXが描く“地球の肺”——海と人の循環を40分で体感【SDR / dts-HD MA】を参照いただきたい。
この映画は1995年に公開されたIMAXフィルムドキュメンタリーである。日本では劇場公開はされず、DVDのみリリースされている。DVDリリース時のタイトルは最初は「海 生命を育てるナチュラル・ビューティー」でリリースされ、再発時に「プラネット・イン・ブルー IMAX」に変更されている。どちらにしても大した話題にもならず、高画質メディアでのリリースはされていないのが現状である。輸入盤でもBlu-rayのリリースが限度であり、それが今回鑑賞したものになっている。
この作品を見たのは、体調による。本当は別の劇映画を見るつもりでいたのだが、頭の回転が良くなく、英語音声+英語字幕での劇映画鑑賞が頭の中に入っていかなかったのである。昨晩は睡眠をしっかり取ったので体調的には万全のはずだったのだが、劇映画を見るモードに頭が切り替わらなかった。そのため、このドキュメンタリー映画を見ることでなんとなく流しで映画を見るかという気になった。
IMAXフィルムのドキュメンタリーなので上映時間は40分と短いのは助かる部分があった。英語字幕がないのでメリル・ストリープのナレーションは英語を聞き取らざるを得なかったが、流しで見ていたため割と真面目には聞いておらず、IMAXフィルムならではの広角映像による広大な海の映像を存分に楽しむことができた。
Blu-rayなので色調はSDRなのだが、なかなか臨場感あふれる色の再現になっていて、多様な海の生命を余すところなく表現できているなとは思った。
音響はdts-HD MA 5.1chなのだが、音楽を担当したスティングの楽曲が映像にマッチしているのと、AVアンプのサラウンドモードをdts Neural:Xにしていたので、擬似イマーシヴ・サラウンドになってしまい、頭上を含む三次元サラウンドが周囲に誕生し、驚くぐらいに没入感を覚えるところである。
グレッグ・マクギリヴレイの制作したIMAXフィルム映画のBlu-ray化されたボックスセットのうち、今回で8本を鑑賞したことになる。残り2本を見れば、ようやくボックスセット全部を通しで見たことになり、鑑賞済みディスクとしてラックの移動ができる。基本的にこのシリーズの映画は40分-45分程度の収録時間なので、気力がある時や、劇映画を見たい気分ではない時に残り2本の鑑賞に挑みたいと思う。

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