機動戦士Vガンダム 第6話 「戦士のかがやき」

リガ・ミリティアの基地を襲撃するベスパのモビルスーツにコア・ファイターで立ち向かうウッソ。そのウッソを援護しようとリガ・ミリティアの人たちはパーツの射出を準備する。そんな中、組織内に潜入したクロノクルは、組織のリーダー・伯爵と、カテジナを誘拐することに成功する。ウッソはガンダムに換装してベスパのモビルスーツを撃退するが、その間にシャクティがカサレリアに帰ってしまう。それを追いかけるウッソに再びベスパのモビルスーツが立ちはだかる。

次第に戦争の狂気に触れていくウッソという構図が明らかにされていく本ストーリーは、クライマックスのベスパの兵士の自決という狂ったシーンで物語の変さを描いているように思う。これまでのガンダムシリーズでもある程度戦争の狂気のようなものを描いていたと思うが、今作ではそれが顕著なような気がする。また、主役ロボであるガンダムが、しょっちゅう破壊されるというのも、これまでのガンダムシリーズになかった設定であるといえよう。ガンダムが反地球連邦の象徴になっているのは、何とも言えないものがある。基本的にはガンダムって地球連邦側のモビルスーツという設定だったので、いつの間に反地球連邦の象徴になったのか面白いところだ。今回のエピソードで、カテジナがクロノクルに誘拐されるというストーリーで、これが後々どう効いてくるのかが見ものではある。

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