最近、兵庫県知事の斎藤元彦が自分の罪を認めず知事の座にいるために、それを真似して自分に非があってもそれを認めず、市長の座に居座る人が増えてきた。斎藤元彦だけでなく、東京都知事の小池百合子もかなり問題のある人ではあるが、なぜか東京都民は小池百合子を支持し続けているために、かなり酷い政治を司っていて、それを真似していると言ってもいいとも言える。
その中で大きな話題になっていたのは、伊東市長の田久保眞紀であろう。学歴詐称をして市長に当選したものの、それが発覚しても居直って、伊東市議会や市民が批判しても受け止めず、伊東市議会が不信任決議を採択すると、議会を解散するというかなりひどい判断をしていた。
その伊東市議の選挙が昨日あった。大方の予想では、初めから田久保眞紀に不信任を突きつける議員たちが再当選するのでは、という話であったが、ステルス候補者がいるとか、田久保陣営を応援する候補者がいるとかで、少しだけ先行きが見えないところがあった。
ただ、今朝、開票結果がメディアやネットで流れ、田久保眞紀に不信任を突きつける候補者全員19人が当選したという結果に終わった。田久保眞紀を支持する候補者は一人だけ当選したものの、不信任を突きつける候補者が19人全員当選なので、次の議会で再度の不信任決議を突きつけ、今度は田久保眞紀は市長の座から失職するであろうと思われる。
もっともその後の伊東市長選挙に田久保眞紀が再度出馬するという話もあるし、逆に政治の世界から身を引くという話もある。正直、自分の非を素直に認められない首長は首長の座から降りるべきであろうと思うし、それが責任の取り方だと考える。不信任決議が採択され、市長の座を失職したのならば、大人しく政界から身を引くべきだと思う。
伊東市の問題は少し先が見え始めた感はあるが、兵庫県の問題や沖縄県南城市の問題、群馬県前橋市の問題と、首長が自分の非を認めないケースがまだまだ解決の糸口すら見えず続いているので、なんとかならないかと思っている。日本の倫理観が壊れてきているのは確かだと思う。

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