映画「トロン」を輸入盤4K UHD Blu-rayで見た雑記

レビューの詳細は、『トロン』4K UHD Blu-ray(輸入盤)レビュー|“コンピューターの中へ入る”という発想で映画史を更新したサイバーSFの金字塔【Dolby Vision / Dolby Atmos】を参照いただきたい。

前にたびたび書いていたが、輸入盤スティールブック仕様の4K UHD Blu-rayの「トロン」はAmazonに注文してから入手するまで2ヶ月はかかっていた。手に入る頃には日本のAmazonでブラックフライデーが始まり、4Kテレビを65型のREGZA 65Z570Lに買い替えてしまった。それで、65Z570Lで4K UHD Blu-rayを見るならば最初に「トロン」を見ようと思っていた。

この輸入盤「トロン」は日本語字幕、吹き替え音声付きである。日本盤も発売されているが、全世界共通マスターを一つ作って共有したものと思われる。その方が製造コストが下がるからである。今日の視聴も日本語字幕があるのだから日本語字幕を出して視聴した。音声はオリジナルを採用したが、それはオリジナル音声がDolby Atmosで収録されているからである。日本語吹き替えだとdts-HD MA 5.1chに制限されるので、日本語吹き替えを選択する気はなかった。

65Z570Lを買ってから画質調整をしようとは思っていたが、結局4K UHD Blu-ray PlayerとApple TV 4KはDolby Vision IQで、PlayStation 5はゲームモードで設定した以外、細かい調整はしていない。今日の視聴では部屋のカーテンは閉めて、薄暗い環境にして視聴している。

レビューでも書いているが、「トロン」はスーパーパナビジョン70mmとヴィスタビジョン35mmで撮影されているので、4Kスキャンされた4K UHD Blu-rayの画質は高精細であり、鮮明な画質を提供している。また、Dolby Vision IQによる発色の良さと画面の明るさは特筆ものであり、世界初の長編映画に採用されたCGの原色をよく再現している。

そして、テレビを55型から65型にアップグレードしたことにより、画面に対する没入感は明らかに増していて、映画に釘付けになる場面が多々あった。10インチのサイズアップは効果がある。

音響はDolby Atmosで再ミックスされている。レビューでも書いたが、1982年の映画ということもあり、音質はナローレンジであるが、三次元に広がる音場感は素晴らしく、これも映画の中に入り込む手助けをしてくれている。9月にホームシアターのセッティングを変えたことにより、Dolby Atmosの効果が明らかに上がっているが、今回もそれを実感した次第である。

10月に「トロン:アレス」の劇場公開に合わせたプロモーションとして「トロン」の4K UHD Blu-rayがリリースされたのだが、予想外に人気タイトルになってしまって、入手するまでかなり待たされたが、待った甲斐のある見応えのある作品だったと思う。日本盤もリリースされているし、Disney+でも4K/Dolby Vision/Dolby Atmosで配信されているので、映画ファンならば押さえておきたい作品である。

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