あらすじ
「全世界の日」にアカデミーは休校になり、候補生たちはそれぞれ想いの場所で休暇を過ごすことになった。しかし、ケイレブはナーラが決めたダカールのホストファミリーで暮らすことを拒否し、一人、アカデミーに残る。講師もいなくなるため、ケイレブの行動は制限されてしまう。
ジェネシスが出かける前に、ナーラから「司令官養成コース」への推薦をすると告げられる。喜ぶジェネシスだったが、出かけた後、密かにアカデミーに戻り、ケイレブと行動を共にする。
ジェイデンは、ダレムが誘拐されるのを見てしまい、自分の旅行を差し置いてダレムを追いかける。しかし、ダレムの誘拐は彼のホームワールド、カイオニアでの婚約者カイラとの結婚式と王位を継承するためだった。ジェイデンは、ダレムによって結婚式の介添人である「コザイン」として任命されてしまう。
ダレムの結婚式への準備は着々と進むのだが、ジェイデンはダレムに対して「アカデミーの道を捨てて自分の種族を守るのか?」と問いかける。そして、結婚式の日にジェイデンは「コザイン」としての役割を果たしながら、ダレムがどのように生きるのが最適なのかのヒントを話す。それを聞いた婚約者のカイラはある決断をする。
ジェネシスとケイレブはU.S.S.アテナのブリッジに行き、艦長席での操作をしてみるが、そのときジェネシスはこっそりと自分の記録を盗み取ろうとしていた。そこにリノが現れ、二人は休暇から帰ったナーラに問い詰められる。ジェネシスは、実は自分の記録を改竄していたため、それを抹消しようとしていたのである。
感想
アカデミーが休暇に入ることから起きる2つの事件を同時に進行させることで、「自分が自分らしく生きるにはどうしたらいいか?」という根源的な問いに対して、2つの事件から考えさせられるユニークでありながら、重たいテーマである。
事件の1つはダレムが故郷、カイオニアの王となるために誘拐されてしまうところから、それを助けようとしたジェイデンが、ダレムの本心とは異なる行動を指摘しつつ、ダレムが婚約者と結婚してカイオニアを統治するのが理想なのか、王にならないでアカデミーで学ぶのがいいのかをそこはかとなく提示しているところがいい感じである。
もう1つの事件は、休暇のために誰もいないアカデミーにいるケイレブとジェネシスが二人で色々なことをしながら、実はジェネシスが自分の記録を改竄、抹消しようと企んでいた、という話である。ジェネシスが「司令官養成コース」に推薦されることから、ジェネシスが自分の能力をより能力があるように見せかけるために記録を改竄していたため、それを密かに抹消しようとしていたのがバレる話であるが、最終的にはジェネシスのありのままの生き方が尊重される結果になり、これもドラマティックである。
ケイレブは、タリマと連絡を取ろうとして取れなかったのだが、ジェネシスとの行動を共にした結果、最終的にはタリマにメッセージを送る勇気を出せたので、また進展があるのではないかと思う。
シーズン1も終盤に入ってきて、次第に各候補生たちのキャラが立ってきているので、面白い内容だなと思っている。

コメント