スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド シーズン4第5話「レベル5の転送機事故」(WOWOWオンデマンド)

あらすじ

エンタープライズはオリオンの海賊船対策のために宇宙域に入っていた。その宇宙域でスコッティは連邦最長距離の転送を行おうとしていた。その転送のためにスポックが手伝いをしていた。

スポックはスコッティの要求にうんざりしていて、またラアンとの関係にも終わりが見えたことで、理性が失われていた。距離を置いていたトゥプリングと連絡を取ったスポックは、トゥプリングがエンタープライズに来ることで自分の理性を取り戻そうとしていた。

スコッティの転送のためにシャトルで宇宙にブイを設置していたスポックだったが、スコッティが転送を開始すると、テストに使っていた人形のリッキーだけではなく、エンタープライズの乗組員全員と、エンタープライズそのものが転送対象になってしまい、全てが転送され、再び現実世界に戻ってくる。

しかし、スポックを除くエンタープライズの乗組員は、転送の影響でリッキーの人形が混ざってしまい、全員人形の姿形になってしまった。そのため、乗組員たちはエンタープライズを操作できず、人型の姿をしているスポックに頼らざるを得なかった。

そんなエンタープライズの前にオリオンの海賊船が現れる。スキャンの結果、人型なのが一人しかいないことにオリオンの海賊船は気づいていた。そして、ウフーラの操作ミスで、エンタープライズの乗組員がスポック以外全員人形であることを知り、エンタープライズを乗っ取る行動に出る。

パイクたちは防戦に出るのだったが、いかんせん人形の姿なので、オリオンのエンタープライズ乗っ取りを阻止できなかった。しかし、人形であるため、攻撃を食らって負傷しても、糸で縫い合わせれば元に戻るという性質や、空気がなくても生きていけるという性質に気付き、スポックとともにエンタープライズ奪還作戦を考え始める。

感想

今日のエピソードは、ギャグである。まさか転送事故という設定で、スポック以外の登場キャラが全員人形となってしまうのだから。それも、人形そのものは生身のキャラの姿形をちゃんと踏襲しているので、かなり面白い。人形と化してしまったエンタープライズの乗組員がオリオンの海賊にエンタープライズを奪われそうになり、一人人形であるスポックと共にエンタープライズ奪還作戦を繰り広げる、という展開である。

登場人物が人形なので、話は真面目ではないのだが、それでもスポックが抱える苦悩は物語を通して描かれているし、その解決策もラストで提示される。また、人形であるが故の利点と弱点もちゃんと物語で生かされているので、どう展開するのか、見ていて楽しいエピソードになっている。

ラストのオチは「そんなのありか?!」な部分があり、予想外だった。冷静に考えれば、そのオチが順当だが、物語のオチとしては唸ってしまう。

スポックとラアンの関係がこのエピソードで終わりを告げるのは、残念な気はするが、「宇宙大作戦」では当然ながらラアンというキャラが出てこない以上、どこかで話を「宇宙大作戦」の展開に戻さざるを得ず、展開も必然的になっていると思う。

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